<二人暮らしを成功させるには> 定年後の生活で一番大切なのは家での時間!

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定年後は想像以上に夫婦の時間が増える

最近巷ではFIREという言葉がはやってきたことも影響してか、セミリタイヤなどの書籍なども増え仕事を辞めた後の生活、いわゆる「セカンドライフ」のあり方にフォーカスした雑誌やテレビ番組をよく見ます。特に50歳前後になると仕事を引退した後の暮らしをぼんやりと考え始めている人も多いのではないでしょうか?

仕事を引退した後は「田舎でゆっくりしたいという方」や「趣味に没頭したい方」など新しい暮らしにワクワクしている人も多いのではないかと思います。ところが、実際に引退してみると今まで週7日、24時間一緒にいる生活に戸惑ってしまうケースが多いようです。いままでは仕事があったため一日のうち一緒にいる時間は12時間程度。寝ている時間を除くと5時間くらいしか顔を合わせていませんでした。

パートナーに合わせたご飯の準備や時間の食い違いでぎくしゃくしたり・・なんてことも。ここで重要となるのは過ごす比率が一番多い「家での時間」の中に生活のしやすさと適度な距離感があることです。

旦那さんは時間が増え、奥さんは減る?

\ データから見る50歳からのふたり暮らしのヒント/

パナソニックが実施したアンケートでは面白い結果が出ました。定年後に旦那さんは自分の時間が増えたのに対し、奥さんは変わらないもしくは減ったという人が7割を超えています。

私たちがリフォームをさせていただくお客さんからも、奥さんからは「家にいる人が増えた分家事の量が増えたわ」といお声をいただく一方で、旦那さんからは「家にいるとやることが増えるから、外出してほしいと言われた」などのなかなか肩身が狭いという声もききます。

これは今までとは違う生活のずれが現れている兆候です。

家事を分担して二人に自分の時間を作る

夫婦の自分時間にずれが出てしまう原因の一つに「家事分担の偏り」があります。アンケートを見ると普段から家事に参加している割合は5割ほどです。どちらともいえないという回答が20%ほどありますので、うまく手伝えていない層が一定数ありそうですね。

一方、旦那さんは家事への参加しにくさを感じている方が多く、「正しいやり方がわからない」「やっても妻に文句を言われる」といった回答がありました。

二人の時間が快適になる設備リフォーム

二人が家にいるにもかかわらず片方のみが家事をすることになると今までは感じなかった心理的ストレスを感じるといわれています。二人で協力して家事ができる環境を作ることができればストレスを軽減できるだけでなく二人の距離も近づき良い関係性を作ることにもつながります。

二人が作業できるキッチンスペースを作ろう

一日の中で最も回数が多くなる家事が「料理」です。通常であれば1日3回、作る作業と片付ける作業があるので合計で6回ほどになります。この調理を分担することができれば、二人の趣味の時間に消化することも可能です。

オススメ1「フラット対面キッチン」

ダイニングとの仕切りをなくすことにより、コミュニケーションを取りながら料理をすることが可能です。火を使った調理と配膳や洗い物を分担することも可能でお互いの顔や動作を見ながら生活ができるので共同作業をするのに適しています。

オススメ2「Ⅱ型キッチン」

コンロとシンクを分けたキッチンのタイプです。リフォームの難易度は上がりますが、作業スペースが格段に広くなるので二人で別々の作業をゆとりをもって行うことができます。一帯の空間にいるので協力やコミュニケーションもとりやすいのであこがれの二人暮らしが実現できます。

オススメ3「IRORIダイニング」

こちらはキッチンというスペースをダイニングと一体化することで生活の一部に調理を組み込んでしまうスタイルです。調理から食事、後片付けまでが同じスペースで行えるためおのずと家事を分担することができる事を意図しています。

まとめ

今回は「定年後の二人暮らしを成功させるには」というテーマでキッチンをベースに住まいのリフォームを考えてみましたがいかがでしたでしょうか?

従来では在宅しての時間が増えるのは定年後からというのが常識でしたが、現在はリモートワークの普及により30代や40代でも家事分担を考えたリフォームが当たり前になってくるかもしれません。

特に私たちが住んでいる八王子・多摩エリアは都心からあまり離れていないにもかかわらず、自然が多く広いおうちも多いのでリモートワークをするのにはもってこいのエリアです。今後の働き方や暮らし方の一つのヒントになれば幸いです。

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