これを読めば大丈夫!キッチン水栓交換!金額と機種まとめ!

目次

住宅で最も不具合が出やすい箇所は水栓

住宅にはいたるところに水栓がついています。

中でも水をよく使うため最初に不具合が出てきやすいのがキッチン水栓です。

・キッチン廻りの中でも最初に不具合が出てきやすいのがキッチン水栓です
・ホースに下のところから水が漏れている。
・全体的に留めつけが緩くなってきている….など

多種多様なお困りごとの相談を受けることが多いです。

キッチン水栓はオプション機能が多い

「浄水器の有無」「卓上食洗器」「ホースやシャワー機能」など何に買えたらいいのか、いくらかかるのかなどわかりづらいので困っている方が多い印象です。

そこで毎月多くの水栓を交換させていただいている経験からお困りごとのパターンと皆様の交換される機種の定番がわかりましたのでぜひ皆様の参考にしていただけたらと思い、ブログにまとめさせていただきました。

1.キッチンの状況確認

キッチンの状況といっても水栓交換で関連してくる項目はざっくりと3点だけです。

①卓上の食洗器を取り付けている or 取り付けたい

ビルトインタイプの埋め込まれている食洗機は、水栓から分岐をしていないので問題になりません。

家電量販店などで購入できる卓上の食洗器は水栓から分岐して給水するパターンがほとんどなのでオプションの有無に関係してきます。

②シンクの下にカートリッジ型の据え置き型浄水器がついているか?

近年は多くなってきた浄水器付きの水栓には2つの種類があります。

TOTOの商品をもとに紹介します。(TOTO HP 参照)

水栓にカートリッジを入れるタイプ

カートリッジ一体型のタイプは基本的に本体に浄水機能が付随されるのでシンクしたに据置型の浄水カートリッジがありません。

そのため据置タイプにしたい場合にはカートリッジが設置できるスペースがあるかなどの確認が必要になります。

据置カートリッジタイプ

据置カートリッジタイプはシンクしたに浄水カートリッジが設置されています。

据置型は1~2年ほどでカートリッジ交換になるので今のものを転用したい場合は同じメーカーで対応するものを探す必要があります。

③ホースは伸びるタイプか?

キッチンの水栓はホースが伸ばせるタイプと伸ばせないタイプがあります。

交換する際にはホールが伸びるタイプにするかどうかを検討することとなりますので現状を確認し、交換の際にはどうしたいかを検討する必要があります。

2.水栓の機能の確認

キッチンの設置状態の確認が終わったら水栓自体の機能を確認していきます。

一般的なところで言えばシャワー状に水が出ることも1つの機能であり、最もシンプルな水栓にはシャワー機能がないものも少なくありません。

よく付帯されている機能を紹介しますので、「どの機能は付帯していてほしい」というものを自分の中で整理してみてください。

①吐水口切り替え機能

吐水口が切り替わり、整流(ストレート)、シャワー(ミクロソフトなど)、浄水原水切り替え等の切り替えがあるものに分かれます。

近年のキッチン水栓にはシャワー切り替えがついているのが一般的になってきましたが、安価でシンプルなものには吐水口切り替えがついていないものも多くありますので金額だけを見るのではなく切り替えが可能か確認することをお勧めします。

平たいお皿を洗う時には整流だと水撥ねが生じやすくなります。

TOTO:品番:TKS05307J

②ホース引き出し機能

ホース引き出し機能付きの水栓は最近は普及が進んできていますが実装状況は50%ほどだと感じています。

シンクのお掃除をしたりする際に活躍する機能です。

便利な一方ホース部分の劣化により交換時期が早くなってしまう傾向にあります。

すでによく活用されている方は、なくなると不便を感じるという声が多いので必要に応じて付帯を検討するとよいと思います。

TOTO:品番:TKS05308J

③卓上食洗器用分岐栓

食洗器にはキッチンと一体になっている「ビルトインタイプ」と工事不要で後付が簡単な「卓上タイプ」があります。

ビルトインタイプは内部で分岐を行っていますが、卓上タイプは水栓から分岐させる必要があるので分岐栓が最初からついているもの、追加で設置ができるものを選ぶ必要があります。

分岐栓を設置できるタイプではホース引き出しができないものが多いのでこの機能をつける場合は選べる水栓が限られてきます。

④浄水器一体型

浄水器一体型は水栓のホース部分にカートリッジが内蔵してあり、置き型に比べて設置スペースを必要としないので、デザイン性を重視したキッチンにぴったりです。

内臓カートリッジは使用リットル数に応じて交換の時期が異なりますが、どのメーカーの製品も大体3~5か月程度で交換する目安になります。

置き型カートリッジよりは交換のタイミングが短くなってしまいますが、カートリッジの取り換えが簡単なので定期的なお掃除も兼ねて交換するとよりきれいを長持ちさせることができます。

画像提供元: タカギ みず工房 クローレ(メッキタイプ)
 

⑤浄水器 据え置きカートリッジ型

シンク下などに設置して使用するタイプの浄水器です。

カートリッジが大きいので、約半年から1年交換せずに済みます。

デメリットはカートリッジが大きいのでスペースが必要であることや、交換頻度が少ないので忘れてしまったり、商品によっては交換の仕方が難しく、メーカー業者にお願いする別途費用が掛かる場合もあります。

最新のものは形もコンパクトになり、簡単交換できるものも増えてきていますが、交換の手間から使わなくなってしまい、撤去したいとの要望も多くお問い合わせいただきます。

画像提供:: メイスイ 浄水器カートリッジ

⑥タッチレス水栓

水栓に手をかざすことで水が出たり止まったりするので手が汚れているときなどに水栓を汚さずに使うことが出来ます。

最近のウイルス対策にも注目されており、タッチレスの手洗いはウイルスの接触する機会を減らすことが出来るため、需要が大きく高まりました。

メーカーによってタッチセンサーパネルの位置などの違いもあるため、ご自宅のシンクの水栓位置から合った水栓を選ぶことをお勧めします。

画像提供::Panasonic スリムセンサー水栓

3.【状況・機能別】おすすめ水栓と価格比較

①卓上食洗器や伸びるホース、置き型浄水器、浄水専用水栓がないキッチン

現在、卓上食洗器や置き型カートリッジなどの付帯部が付いてないタイプのキッチンは特に規制がないので水栓のバリエーションが多くあります。

浄水器一体型の水栓や、伸びるホースが付いているタイプのものを取り付けることは可能です。ただしその場合、伸びるホースを収納するスペースがシンク下に必要になるため、事前に確認をしてからの施工となります。

一番シンプルな水栓がいい場合はこちら。

TKS05303J 定価:41,690円(税込)
ソフト(泡まつ)・シャワー切り替えあり
伸びるホースなし
分岐栓なし
浄水器カートリッジなし

取付価格:32,000円(消費税10%・施工費込)

②卓上食洗器がある場合

置き型の卓上食洗器がある場合は、水栓に分岐栓が必要になります。

分岐栓が別売りで取り付け可能な水栓もありますが、追加部材がかかる分ため費用が追加で必要になるので注意が必要です。

分岐栓を取り付けることが出来るシンプルな水栓はこちら。

TKS05309J 定価:47,520円(税込)
(エコシングル、ソフト流水)
+
THF22R 食洗器用分岐栓 定価:9,900円(税込)
定価合計:57,420円

取付価格:45,500円(消費税10%・施工費込)

分岐栓がついているタイプでかつ、浄水器カートリッジが一体型になっているタカギの水栓は伸びるホースもついているのでおすすめです。

タカギ クリーン 分岐栓対応
定価:45,500円
伸びるホースタイプ
業界初の浄水・原水の水形各3段切り替え可能
置き型食洗器の分岐栓付き

取付価格:39,000円(消費税10%・施工費込)

③置き型の浄水器カートリッジがある場合

現在、置き型浄水器カートリッジがついていて、そのカートリッジを取り外さずに使用する場合は対象製品に合わせて水栓を選定する必要があります。

浄水器兼用水栓
元止め式台付きシングル混合水栓
TKG38-1S 定価:65,560円(税込)

取付価格:45,000円(消費税10%・施工費込)

中でも置き型浄水器カートリッジがついていて、卓上食洗器用に分岐栓が必要な場合は以下の商品に対象製品が限られてしまうので注意が必要です。

浄水器専用シングルレバー式シャワー付混合栓(eレバー)
KM5061NEC 定価:109,780円(税込)
伸びるホースタイプ
置き型食洗器の分岐栓対応(分岐金具 ZK5021PN 定価:10,300円)
置き型浄水器カートリッジも取り付け可能

取付価格:96,000円(消費税10%・施工費込)

置き型浄水器カートリッジを外してカートリッジ一体型のものに変更する場合は、②の水栓で交換可能です。

④水栓に伸びるホースがついている場合

伸びるホース付きのものでおすすめなのはこちら。

TOTOエコシングルのシンプルデザインの水栓。浄水器が付いていないシンプルなタイプになります。

台付シングル混合水栓(エコシングル、ホース引き出し、吐水切替)
TKS05305J 定価:65,890円(税込)

取付価格:44,000円(消費税10%・施工費込)

現在伸びるホースが付いている場合でも、ホースが伸びないタイプに変えることは可能です。

浄水器一体型の水栓にする場合、先端にカートリッジが同梱されているため伸びるホース部分が長くなってしまうので、日ごろから伸びるホースをあまり使わない方は、ホースが伸びないタイプで浄水器付きのものに交換することもできます。

浄水器付きタイプ
台付シングル混合水栓(エコシングル、浄水カートリッジ内蔵、吐水切替)
TKS05307J 定価:46,420円(税込)

取付価格:35,000円(消費税10%・施工費込)

以上がおすすめの水栓の紹介になります。

キッチンの設備によって対象商品は変わってくると思います。

私たちは事前に現地調査をさせていただき、対象製品の取り付けが正しく行うことが出来るかどうかを確認してから施工を行います。

ご自宅のキッチンにどんな水栓を取り付けることが出来るのか、浄水器や食洗器のついている水栓からの交換でお悩みがあればまずはお気軽にお問い合わせください!

また、このブログを見ていただいて、設置されている設備の箇所を教えていただければ、現地調査の際にスムーズにご案内が可能になりますのでご活用いただければ幸いです。

※価格は2022年01月現在の価格になります。

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