【全国利用可】2022年に使える環境省の窓断熱補助金!

目次

リフォームで使える隠れた優良助成金制度「環境省補助金事業」

2022年のリフォーム補助金といれば国土交通省が行っている「こどもみらい住宅支援事業」が有名ですね。

https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/

「こどもみらい住宅支援事業」は2023年3月まで交付申請期限が伸びたり、予算が倍増されたりと大変活用しやすい助成金として皆様にも認知が進んでいるのではないかと思います。

一方、あまり認知が進んでいる印象がありませんが使いやすく、補助上限額が大きい助成金があります。

それが「環境省補助事業」である「既存住宅の断熱リフォーム 支援補助金」です。

参照:公益財団法人北海道環境財団 補助事業部

既存住宅の断熱リフォーム支援補助金の概要

公益財団法人 北海道環境財団が管轄している補助金なので北海道でしか使えないと思われている方も多いかもしれませんが、全国で利用が可能な補助金となっております。

今回注目されているのは右半分にある「居間だけ断熱」の内容になります。

ポイント1:居間の窓を断熱改修リフォームすることが条件

いままでの環境省の補助金を利用する場合には「トータル断熱」として省エネ効果(15%以上)を満たす改修を行わなければいけませんでしたが、今回は最低限居間だけをリフォームすれば利用ができるようになりました。

居間に窓が少なければ、「こどもみらい補助金」と比較しても低価格のリフォームから利用することができます。

共通の対象工事:高性能建材(窓+ドア)←居間は絶対に施工が必要!

戸建ての対象工事:家庭用蓄電システム・家庭用蓄熱設備・熱交換型換気設備等

マンション(個別)の対象工事:熱交換型換気設備等

改修する居室等と部位に関して

A) 居間の窓全部(ガラスを用いた開口部全て)を必ず改修すること。
B) 居間を改修する場合に限り、他の居室等の改修も補助対象となる。
C) 原則、外皮部分(外気に接する部分)のみ補助対象とする。

※窓の改修工法は、カバー工法窓取付※1・外窓交換・内窓取付とする。ガラスの改修は補助対象とならない。

ポイント2:戸建では1住戸当たり120万円マンションは15万円が上限額

戸建の補助上限金額が120万円というのが当助成金の大きな特徴の一つです。

こどもみらいではリフォーム工事の場合は標準で30万円、市の自治体の助成金としては多いとされる八王子市のまちなみ整備補助金の上限が15万円であることを考えるとリフォームの補助金の中ではかなり上限額が高いです。

部位ごとに上限金額があるので注意!

窓:上限設定なし

玄関ドア:5万円

高性能建材:上限設定なし

家庭用蓄電システム:20万円

家庭用蓄熱設備:20万円

熱交換型換気設備等:5万円

ポイント3:補助率は対象経費の1/3(工事額でないので注意!)

当補助金の補助率は対象経費の1/3以内となっています。(部位ごとに上限額があるので以内という表記!)

この補助金を使う際、気を付けなければいけないのが「対象経費の考え方」となります。

経費の考え方が必要なのは主に窓工事になります。

基本の考え方は「工事面積」×「基準単価」となります。

工事面積の計算の仕方

窓による基準単価の違い

最も施工が簡単で工事費用を抑えることができる内窓の取り付けは30,000円/㎡

カバー工法や窓交換の場合は窓のグレードによって補助金額が変わってきます。

実際の工事単価を考えると少し基準額が小さいので1/3以下になる可能性があります。

小川建装で内窓工事をした場合の例

1.インプラス(ペアガラス) W1600 H2000 の掃き出し内窓を取り付けた場合

小川建装で施工した場合の工事金額(商品代+施工費を含む)100,000円(税抜)

施工面積3.2㎡

対象経費: 3.2㎡ × 30,000円  = 96,000円

補助金額: 96,000円 × 1/3  = 32,000円

自己負担額:100,000円 - 32,000円 = 68,000円

つまり10万円の工事を6.8万円で行うことができます!

※税計算は省いておりますのでご注意ください。

窓が小さい場合は面積に対する価格が大きくなるため補助額がかなり小さくなる恐れがあります。

例:W1150mm H525mmの窓の場合
工事費用は3万円ほどですが面積は0.6㎡程となるため経費対象は3万円×0.6㎡=1.8万円となります。
つまり補助金は0.6万円しか出ず、1/5ほどの助成金となってしまいます。

ポイント4:事前申込制

こどもみらい補助金などは補助金がもらえることが確定してからの工事ではなく、工事後の申請の形式です。

そのため万が一があると補助金が採択されないというリスクを含みます。

当補助金は事前に申請書を送付して交付決定通知が出てからの契約が必要のため、交付が決定してから工事を行うことが可能です。

弊社がよく活用している八王子市のリフォームで使える補助金もこの形式になっています。

悪徳業者が事前に工事までしてしまって補助金が出ないが返金ができないなどのトラブル防止と市の職員の方が言っていたので安心な形式はこちらではないかなと感じています。

まとめ

現在たくさんある補助金の中でも「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」は大変使いやすい補助金といえます。

特に今は少なくとも窓を断熱しようと考えている場合にはぴったりの補助金ですので是非調べてみてください。

PanasonicリフォームClub小川建装でも補助金の申請は積極的に行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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